人生好転の秘訣

親の莫大な遺産を引き継いで一文無しになってしまった人生と、貧乏な家にも拘わらず、多くの困難にあってさえ、それを発奮材料として弁護士の資格を取得した人生と、対照的な生きざまの人生ですが、明暗を分けた決定的な違いはいったいなんだったのでしょうか。

2人の人生の中で大きく違うのは、発奮材料があったかどうかです。具体的には、弁護士になってやろうという願望と、それをかなえようとする確固たる意思、すなわち情熱と信念があったため、そうした発奮材料が人生を好転させていったのです。

困苦や災禍というのは成功するためのエネルギーを生み出してくれます。しかし、はじめから恵まれた環境にいると、それが生まれてきません。困苦や災禍というのは、成功をおさめるためには欠くことのできない大切な要素でもあるのです。

もし、あなたが恵まれていないとしても、その環境に感謝するようにしましょう。報われていない今の自分に大いに感謝するのです。
人間は幸福のクッションの上に座っていると、成功すべきエネルギーは生まれてきません。むしろ逆にこづかれ、責められ、打ち負かされ、苦しめられているときにこそ、成功のエネルギーは生まれてくるのです。

一朝一夕で、悪習慣を断ち切れるほど簡単なことではありません。
藁をもつかみたい一心で、世の中のすぐに出来ると謳った解決策を実践してきたのではないですか。
その結果が芳しくなかったのは、今の自分自身がよくわかっていることですよね。
悪習慣を断ち切ることさえできれば、必ず道は拓けてきます。